2009-01-01から1年間の記事一覧

賀春。1月3日、舞踏駅伝2010開催

あけましておめでとうございます ことしもよろしくお願いします ◆舞踏駅伝2010◆ ★新年早々。踊初。初踊りです。コンテ・モダンで活躍する人、舞踏家など、色々集まります。15分ずつ踊る舞踏マラソンともいえる企画です。持ち寄りでパーティ、新年会を兼ねて…

いよいよ1227デルフィーノネロ+舞踏

■…………………………………………………………………………■ ◆Delfino nero/デルフィーノ・ネロ◆ ■…………………………………………………………………………■ ★いよいよです。予約もかなり入って満杯状態ですが、わずかに 入場可能です。お早めにご連絡ください。 小スペースですので、ご注意を。 ★1日単独ライブ…

高はし@飯田橋の魅力

またまたまたラーメンです。久しぶりの高はし。 最初はたぶん20年前。四谷こうやを知って、そこ出身というなかで、すでに名店、人気店だった。 とんこつ塩スープに細麺、たっぷりの分葱が久留米ラーメンに似るが、スープはさっぱり澄んでいて、優しい塩ラー…

太麺堂@高田馬場

またラーメンです。今回はレア系。12月30日までの限定開店だから。博多の有名なラーメン劇場玄瑛が、頑張っている麺屋、浅草開花楼とタッグを組んだため、ラーメン好きは食べ逃せない。開花楼の麺はあちこち食べているが、玄瑛はテレビで何度か見て、博多に…

神曲『地獄篇』に地獄はあるか

★12月12日池袋・東京芸術劇場 この『神曲』は、犬、馬、巨大な風船、子供箱、球と四角など、インパクトある素材が次々現れる。ここには何か新たな表現が感じられる。エキストラ的人々、素人の群衆を含めて行われる殺戮は抽象化が図られ、ウォーホールを現代…

ポかリン記憶舎『垂る(しずる)

大崎駅東口シティの裏から五反田方向に10分のアトリエヘリコプターは元町工場。ここに桟橋のような抽象的で美しい杉山至の美術。木並和彦の抑えた音が日常と幻想の狭間を醸す 目黒川を下る水上バスを待つ人々の物語に見え、時折歪む会話は笑いを産み非現実の…

羽前の鶏塩ポタージュつけ麺、旨

またラーメンネタですわ 仕事で恵比寿。まあ、基本的に仕事先の近所か仕事場が、僕のラーメン場です。仕事先の隣にあった。カフェかバーのような洒落た店内は吹き抜け二階もある 宮崎地鶏を煮込んだスープは、まさにポタージュ。鶏臭くなく風味は感じる。旨…

テラ・アーツ『ノラ』

★12月10日、d-倉庫 イプセンの『人形の家』、主人公はノラ。家族・社会との葛藤のなかから立つ女性像として有名なノラ。テラ・アーツ・ファクトリーの主宰、林英樹は、それ自体を描こうとしたのではない。むしろそのなかの混沌を描いている。それは、安スポ…

めん徳二代目つじ田、麹町

またラーメンネタです 麹町のつじ田、つけ麺で有名ですが、880円。何度も清水の舞台ですわ。 一帯は目黒とんきの支店や安旨の蕎麦屋が並ぶ。駅前には鰻秋本健在、駅ビルに入っていた旨い蕎麦屋は見当たらない。昼も酒と蕎麦を出す上品な店、名前忘れた。この…

枯葉新訳

いま、バンド、デルフィーノ・ネロの12月27日のライブ+舞踏、ダンスに向けて稽古中ですが、枯葉を歌うための訳詞を作ってみました。有名な曲ですが、英訳、和訳ともに原語とはかけ離れていることでも知られています◆『枯葉』 思い出してくれ 愛し合った日々…

桃の木は残った、@新宿御苑

好きな店、御苑のひるがおが東京駅地下ラーメン街に移転、こちら同じせたが屋による女性だけの、つけ麺の桃の木になった 10月開店で初めて。だけど新発売のこってり醤油味850円に豚テール丼250円も頼む。財布を見たら千円札一枚。ああスイカチャージと昨日、…

清水晃、庭劇団ペニノ

★12月7日 ・清水晃は土方巽の後期の美術、高井富子の衣裳などで知られる美術家。黒いカラスのような機械のようなオブジェやドローイングなど、いずれも魅力的だ。高井の衣裳は石をたくさんぶら下げたもの。鋏や鋭角のものへの偏執もひきつける。茅場町のギャ…

藤原悦子、長岡ゆり・正朔

★12月6日 ・藤原悦子。観客は一杯。前半藤原ソロはサスかスポットで藤原を浮き出せば、魅力が伝わったろう。後半はエンターテイメント、椎名林檎の歌とキャバレーの曲をうまく使っていた ・長岡ゆり・正朔『水晶の脳』テルプシコール 長岡ゆりの踊りは暗さを…

境野ひろみ

★12月4日 『雑草花子』テルプシコール 境野ひろみは土方巽の後期の弟子の一人。土方の経営する将軍グルーブの一翼を担っていた。長く阿佐ケ谷のアルスノーヴァでソロ活動をしていたが、舞踏関係者以外に注目されるようになったのは、岡本太郎美術館の土方展…

不動まゆう、堀越千秋、黒沢美香

★12月5日 ・不動まゆうはヴァニラ画廊時代に出会った。新国立などでも振付けをと聞きようやく舞台を見た。不動を含め女性三人と男性一人によるダンス。以前に芥正彦がやった乃木坂のシアターバー、コレド。左右から舞台を挟んで見る形。赤い紙が薔薇のように…

ローザス、小島章司

★11月28日 ローザス『ツァイトゥング』さいたま芸術劇場 スタジオを持ち込んだようなピアノの置かれたシンプルなセットで、バッハ、シェーンベルク、ウェーベルンによりダンサーたちが踊る。生ピアノと録音の管弦楽だが、音楽の変化とダンスの関係が面白い。…

小林嵯峨、芥正彦

★11月29日 小林嵯峨+ノスリ、カンバス 黒や白のシンプルな衣裳で、おどろおどろしさは抑えられ、踊りをしっかり見せるという方向で、新たな世界に踏み出した印象だ☆芥正彦「アルトー」テルプシコール 伝説のパフォーマー、『地下演劇』『ホモフィクタス』主…

田中泯、見るべし

★12月2日、プランB 暗い中、霧のように見える光の固まりが徐々に形をなす。ビルの地下とは思えない不思議な感覚。やがてそれは半透明のシートの向うの光とわかる。そこに蠢く存在が泯だ。紺の着物を纏い物問い探るような一景の次、上半身裸体でズボンをたく…

ペリンヌ・ヴァリ、力石咲

★12月1日 ・「Bits and pieces」六本木スーパーデラックス フランス人ペリンヌ・ヴァリによる二つのダンス ミニマルななかに立つものを探る。『シリーズ2』は鈴木アイリ、グレン一馬とのトリオ。舞台を斜めに横切る白い十五センチほどの帯状のシートで空間…

工藤丈輝、藤間蘭黄、加藤啓

★11月24日キッドアイラック ヒグマ春夫の映像、工藤丈輝の舞踏。ヒグマは映像自体よりもその投影に意味を見出だしているようだ。紗を何枚も配置して空間を作り、それによる映像の変化を楽しむ。さらにカメラを操作して映る姿と位置を変える。上手サイドと正…

マウスト、飴屋法水、大森政秀

★11月22日 モレキュラーシアター『マウスト』カンバス、2009.11.22 小さい空間を三方から観客が取り巻き、たくさんのマイクが観客に向けられている。録音された言葉が小さく流れ、白い四角い床照明の上でそれを復唱する座った出演者と、立ってじわじわ動き踊…

松下正己はやばい、いい

★11月21日 松下正己、ソロ、中野・スタジオサイプレス 踊りをきちんと自分の中にいれて、そこから引き出してくる。そういうシンプルな作業ができずに、思い込みだけで自分の踊りを踊っている気になっている踊り手が多いなか、きちんと踊りと向き合う踊り手を…

青森県のせむし男

★11月18日ギャラリールデコ 北海道の劇団風蝕異人街は1997年に結成し、今回39回公演というから、毎年三本は上演している計算になり、活発な活動状況。利賀村のコンクールでも受賞するなど知られ始めている。寺山修司を中心にイヨネスコなどをレパートリーと…

目黒大路、黒田育世

★11月16日 目黒大路「この物体」d倉庫 グループ・ヌードを結成しているが、今回ソロ。これがいさぎよい。無音、姿も上半身裸にスラックス 真上からの光、サスだけで場所も一歩も動かずにその場で踊り続ける前半が圧倒的 後半は自分の声、テクストは佐々木克…

ヨゼフ・ボイスを召喚せよ?!?

★11月15日 五時間半というシンポジウムで水戸に集まる人々は何を求めているのか ヨゼフ・ボイスはスターなのか、ヒーローなのか、カリスマなのか、あるいはトリックスターなのか フルクサス、アクション、コヨーテ、撃墜、欝、緑の党とエコロジー、社会運動…

高襟、大串孝二、井上みちる

★11月14日 ・高襟。押上のスタジオウノにて。くつろぐ女性たちの映像が客入れから。三階のリビングやキッチンの映像とリンクしながらの舞台はなかなか楽しい。ちょっと体が感じにくいが、アイデアと意欲、パワーは抜群 ・大串孝二は美術家、パフォーマー。最…

若冲から

★11月3日 皇室の名宝展の前半の目玉が伊藤若冲の動植採絵。こんなに大衆化するとは誰も思わなかった。しかし日本画に関心を抱いたときに、入りやすい対象といえる。幕府お抱えとなった狩野派が世襲的に芸術性を失い、官製美術のつまらなさを曝け出したゆえに…

上杉満代、田辺知美、解体社

★11月2日 隔月で一年踊る上杉満代。今回はさらに見応えがあった。何気なく舞台に入るようですぐにその場の空気を変えてしまう。前回はすべて削ぎ落とした極みを踊った。しかし今回、タイトでありながら芳醇。ホリゾントの壁に立つ姿、斜め後ろから照らした光…

宇田川心中は必見の芝居、H3

★11月8日 小林恭二作、金守珍演出の『宇田川心中』は傑作。劇団1980と新宿梁山泊の合同公演は新劇系とアングラの要素が混じり合い、小林恭二の複雑な芝居を明解かつアングラの匂いを漂わす見事な舞台とした 物語は渋谷道玄坂と神泉、宇田川町。心中物の小屋…

維新派『ろじ式』

★10月31日 維新派久しぶりの東京公演はフェスティバル・トーキョーのオープニング。西巣鴨の学校跡は維新派の屋台村によって祭りの気分 舞台は恐竜の骨や化石などが木枠に収められた立体を重ねて作る奇妙な空間。それを組み合わせ移動して路地を作り、そこを…