2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ケベック、人間史、大橋可也、他

★9月26日 ・ケベック州政府が六本木ヒルズにレジデンススペースをつくり、披露パーティ。大臣も来てなかなか盛況。いまケベック映画祭も開催中。フランス語圏で以前にそういう本を作ったので、そのつながりもある ・江古田の日芸で加藤みや子・山野博大によ…

町田で驚異

★9月22日 『驚異の部屋』展にひかれて、遠いが頑張って町田駅からも20分くらいかかった記憶を辿り、町田の森へ。町田市立国際版画美術館。心地よい汗をかき、迎えてくれたのは、解剖図譜、幻想の怪物たち、ミイラや神話の世界。貸し出される虫眼鏡を通してミ…

和田彰展@ギャラリー福山

銀座一丁目の昭和通り先、ギャラリー福山で和田彰展が始まった。岡本太郎賞で潜水艦のモチーフが印象的だった和田。今回はそのフォルムを塗り込めた。そして新たなフォルムが現れる。存在感がある作品の数々に注目したい。 志賀信夫

トリエンナーレ始まる

ダンストリエンナーレが青山劇場、スパイラルホール、イメージフォーラムなどで始まった。海外、国内から優れたダンサー・振付家が集まる。 ・21日フィンランドのエーヴァ・ムイルは、メディアの虚構と表現の愛について問題提起的舞台。森下真樹は頭を長くの…

パル・フレナック、鴻池朋子展

★9月19日 ・オペラシティで鴻池朋子展。前にTH誌でインタビューした。少女的偏執を突き詰めつつ独自の神話を作り出した。楽しいのでお薦め。巨大なミラーボール頭は一見に値する ・ステッチバイステッチ展。以前から注目している刺繍による現代美術の企画、…

京品ホテル

品川駅前にこのホテルはある。大規模でなく渋い佇まいは欧州のホテルを思わせる雰囲気で、一度、泊まったことがある。久しぶりに駅を降りたら、労働争議真っ最中。負債を背負った三代目社長がリーマンショック絡みで廃業し、買い取った会社も対応しないため…

ダンストゥデイ、五輝會

★9月13日 彩の国さいたま芸術劇場で3作品、トリプルビルの公演。 ・最初は大植真太郎の振り付けで、大植、平原慎太郎、柳下雅寛のトリオ。格闘のようなコンタクトインプロ。コンビニなどのビニール袋が舞うラストもエコに美しい。単純にダンスが楽しめる ・…

篠井世津子

★9月11日 多忙で今日が9.11であることを忘れていた。ロンドンのテレビで一週間前にいた街が崩れていくのを食い入るように見ていた8年前。あれから世界は変わったのか。いや世界が声を上げてアメリカにノーというようになった。オバマはだから誕生した。日本…

万城目組?

★9月7日 神楽坂ディプラッツで万城目純らのグループ公演、示光社。 赤い椅子に派手な礼装で座り周囲に女性をはべらした冒頭の姿はフォトジェニックに決まっている。万城目純は眼鏡を外すと森村泰昌や役者の篠井英介に似て、美輪明弘、ピーターに連なる同性愛…

遠田、三浦、鹿島、ジャッキー

★9月6日 神楽坂セッションハウスのレジデンスアーティスト、四人による公演 ・遠田誠はワークショップ参加者の特技を生かし、ダンスじゃなくとも舞台に載せるという展開。とても楽しめた ・三浦宏之は星加昌紀とのデュオ。冒頭の二人が絡まったオブジェ状態…

小島章司

★9月3日 男性ばかりの舞台に客演した小島章司。ラストに無音でソロを踊りました。痺れました。やばい。七十歳 ★写真は自由が丘で電気店改装オープン。平日なのに凄い人だ。アドバルーンが久しぶり、珍しいのだ。チンドン屋がいれば完璧 志賀信夫

上杉満代ソロ@テルプシコール

★9月2日 上杉満代ソロ第4夜。隔月で踊り続けるこの企画、かなりの挑戦である 今回は、水色の衣裳、胸元に扇子を広げて挟んでいる。下手から登場し、重ねた二本の紙テープを引きちぎるオープニング。音楽はバロック系の歌が中心で全体を統一。横たわり踊る場…

日比和平展銀座教文館ギャラリー

日比和平と出会ったのは十年少しほど前、静岡豊橋だった。地方に用事があるときに、ロシア正教会を訪ねることがある。その地のイコンを見せてもらうためだ。この時も山下りんのイコンを見に豊橋の正教会にいき、日比さんを紹介された。 車で二十分ほどの市営…

日比和平展

日比和平は山下りん、牧嶋如鳩に次ぎ、日本でイコンを書き続けた画家である。 テンペラ、ガラス絵など、さまざまな素材、技法で五十年以上イコンを描き続け、豊橋で亡くなった。 いま小さな個展が銀座のギャラリーで開かれている。四丁目交差点そばの書店教…