2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

井桁裕子、武内、若尾、東野など

日曜はまず中野で三ヶ所。・RAFTで井桁裕子人形展。異端の匂いただよい、質感も独特。写真の舞踏家吉本大輔人形、一見の価値あり。たぶん七月四日の吉本公演@草月で見られましょう ・さらにサイプラスで武内靖彦舞踏ソロ。無音の前半から昆虫少年などの後半…

息ひそめポかリン記憶舎を見る

駒場アゴラ劇場でポかリン記憶舎の新作を見る。あるワークショップに集まる人々の話だが、静かな中にそれぞれの過去が僅かに垣間見える。言葉を削ぎ落としたために所作、振る舞いと関係のニュアンスが浮き上がる。小さな事件も含めて想像力を刺激しつつ、あ…

胎児は密漁するか@ギャラリー代々木

幻/実展が始まった。美術家二人と舞踏二人、批評家一人の集団で、毎日舞踏かパフォーマンス、土曜は三時から勢揃いで舞踏の予定らしい 初日は夕湖、穢園による舞踏に宮田徹也の口上とバイオリン。写真のようにエロティックな触覚を探る。毎日六時ころに舞踏…

宮本和雄、ノマド、大橋VS東野

写真は浅草木馬亭で秋山祐徳太子による「変凹人間登場!宮本和雄」の秋山と電柱になった宮本。馬鹿らしさと緩さ満載のふらふらイベントがたまりません 「受胎告知」は流れ作業だったが頑張って三十分ねばり、夜はノマド。ラストの熊谷ソロが白眉。落ちるオブ…

会田誠・山口晃展、田山明子舞踏

会田誠、山口晃の人気は増すばかり。ついに上野の森美術館で二人展。この前にここで見たのがダリ展だから、もはや匹敵か、はともあれ、「TH」でインタビューした三年前からいままでしっかり人気は高まった。網羅的ではないが、それぞれの時代のいい作品が揃…

踊侍、ネオダダ三人展、セッション21

光が丘IMAで男四人の振付家。楠原竜也は意欲的で様々な動きが同時多発をコントロールしたが、設定を変えて少し削ぎ落とせば密度が増す。稽古場カフェなど頑張る楠原に期待したい。 遠田誠、面白いがもう少し弾けてほしかった。上島雪夫、山田海峰がいい。中…

小林嵯峨「半分夢」に負けた

王子神谷から徒歩十分以上。死んだような庚申塚商店街を歩いた裏にある東京バビロン。辿り着くまでも舞台の導入とは、名言。劇団阿弥主催者岡村洋次郎の劇場に嵯峨はよく似合う。 闇の中に浮かび上がる顔のない女。衣裳が顔を覆い白く蝋燭の光に浮かび上がる…

NBAから相良パーティ@半蔵門

NBAバレエのトゥールヴィヨンは、三本立て。安達哲治の「カレイドスコープ」はバレエテクニックによる整然とした群舞が特徴。溌剌とした秋元康臣が気になった 次のトッド・アレン振付はモダン、コンテンポラリーにエンターテイメントがまざった感じ。枠を持…

見るべし、愛音@トラム

この寺田みさこのソロ作品は、今年見たなかでは、プラテルか愛音、と思うくらいひきつけられた。 エロティックな場面が徐々に変質して意味を変えていく。様々なアイディアが、特異な身体性とうまく重なった。高嶺格の美術もリアルに舞台を変質させ、寺田とう…