ペリンヌ・ヴァリ、力石咲

★12月1日
・「Bits and pieces」六本木スーパーデラックス
フランス人ペリンヌ・ヴァリによる二つのダンス
ミニマルななかに立つものを探る。『シリーズ2』は鈴木アイリ、グレン一馬とのトリオ。舞台を斜めに横切る白い十五センチほどの帯状のシートで空間を作る。そこで展開する踊りはなかなかスリリング。後半の体に巻きつけていくところもいい。床の上のペリンヌの動き、この人はもっと動きを見たいと思った。
二つ目『女が服を脱いだように思う』はヴォスのジェニファー・ボーンとのデュオ。テーブルの上での上半身を中心とした踊りが面白い。独特の体使いをする。服を脱ぎ出し全裸になる展開も違和感なく、全体がポエジーを感じさせるいい舞台だ。ヴォイスパフォーマーの存在も面白かった。
かっちりした舞台で十分見せられる人だと思う。

・ハイパーニットクリエイター力石咲
ニットを編んで変なものを作るアーティスト、力石咲の展覧会。六本木ヒルズの坂から見えるスペースがカラフルに。中でニットの着ぐるみで編み続ける姿がシュールだ。アヒルの着ぐるみがいい。いまサンタ製作中。五日まで間に合うのかな。
六本木ヒルズケヤキ坂に面したガラス張りの空間
会場:テレビ朝日イベントスペースumu
http://www.tv-asahi.co.jp/umu/
日時:12/5まで、平日は11時〜20時、土日祝は10時〜20時、12/5は10時〜16時
http://muknit.com
★写真は着ぐるみでダックと立つ力石咲

志賀信夫