★6月28日、砧の特別養護老人ホームでの歌ボランティアから、三月に亡くなった食批評家、大谷浩己の追悼会。 さらに及川広信主宰のアートカンファレンスで気功家津村喬の話を聞く。 気功の入静、つまり瞑想的な落ち着いた状態と、身体表現はどう関わるのかと…

★埼玉で４回目のヤン・ファーブル、『寛容のオルギア』は、いわばエロパロカオスだが、何かを眼前に突き付けられるようなところがある舞台た。冒頭のフェイクのオナニーも、ポツドールを知る日本人にはリアルの欠如と映るが、執拗さとチェスターフィールドの…

深見章代は意欲的だ。一年で三回も公演をうつ。スタジオだが、その情熱ははみ出さんばかり。エロス＋クラシック＋発想で見せる。黒いスリット、ストッキング顔、いずれも効果的。赤いヒールの輪の中のソロ、トッカータ＋カラオケなど、ひきつけられた。一時…

★21日はセッションハウスにいく前に神楽坂のギャラリーカフェ、アートディッシュに立ち寄ると、ジャズの音。おや。そこにはジャズの巨人たちの写真が。新宿のDYGとDUGといえば、ジャズ少年が通った場所。さすがにキーヨは知らない世代だが、中学で高円寺のム…

★21日はメルパルクでNBAバレエの『エスメラルダ』。峰岸千晶とサレンコのグランパドドゥが見応え。サレンコのアクロバティクなテクニック、峰岸のしっかりとした存在感と自然に放たれる個性が面白い ★セッションハウスでは4組が出る企画、D-UNION。マイムのC…

★6月20日土曜はまず現代美術館で池田亮司展。テクノロジーアートは、アメリカのEATなどの影響を受けた70年万博からの進化論的芸術。なのに、おそらくこの20年あまり変わっていない。大規模なコドモダマシだが、アートのそういういかがわしさも大事。でかいス…

今日はさくら水産の500円ランチ。飯、味噌汁、卵、海苔、お新香食べ放題。日替わりで今日は鰹叩きかハンバーグ。前は冴えない煮付けなどだったけど、いつのまにかメインもしっかり。中野店では他にソーメンも自由。卵三個、海苔一杯で食べ過ぎた。高年三人が…

これは何だ。こんなもの見たことがない。ピンクの象の歪んだ顔。男根のような象の鼻に触れる裸の女が下にいる。象の後ろにまわると、そこには噛み付かんばかりの犬の顔。 吉野辰海は92歳で死んだ母の夢を見た。その姿は夢の中でなぜか、象の顔に重なっていた…

原宿駅から線路添いに五分ほどいくと人が並んでいる。小さなスペースは出版社リトルモアのギャラリー、アートスペースで、舞台を展開中。白い空間にレーザー、スモークのなか、銀ヘル、銀ワンピの東野が動き出す。しかしデジタル世界に見えるなか、アナログ…

成田護の音と踊り？には何度か接している。成田はこの企画を定期的に武蔵小金井のアートランドで展開している。毎回ゲストとともに追求する姿勢はなかなか。今回は舞踏の井上みちるが踊った。最初は20分程成田のソロ。胸に付けた鉄琴の音、残響を身振りで変…

門真妙には何年か前に白州で会った。それからもまめに舞踏、ダンスの舞台などを見にくる。芸大で油科なのに、水彩やアクリルで描く。花を描きながら、マンガっぽい少女にザーメンをかけたような絵や、男根のオブジェなど、方向が定まらないが気になる。今回…

今回の新潟田楽祭は茨城、筑波のグループ空土（からっと）が行ったもの。昨年の国民文化祭いばらきを機に結成された。そのときに元茨城在住南阿豆が関わったことから、今回新潟に呼ばれた。 空土は陶芸家出町光識を中心としたアートグループ。米所新潟でのイ…

★新潟県新潟市白根という新潟駅と燕市の間あたりで、水と土の芸術祭2009の泥花プロジェクトに参加した 南阿豆に誘われ、在ル歌舞巫、舞踏のゼンザイ大輔との四人。あぜを蓮の花に型どったたんぼの真ん中がステージ。中学生の田植え儀式に対する田楽祭という…

●出版記念会の前にギャラリー58で三輪恭子展を見る。植物をモチーフにしたインスタレーションなどだが、白い液体に映像を映す作品が面白い。8ミリで撮った地元福岡の風景など、抑制したところにいい感性が浮かび上がる ●吉野辰海展も楽しみ 志賀信夫

1960から70年代に全裸で踊り話題になった前衛舞踊家がいた。名は伊藤ミカ。ビザール・バレエ・グループを率い、『O嬢の物語』『愛奴』などの問題作を舞踊化して上演、批評家の評価も高かったが、早くに亡くなった。伊藤ミカは邦千谷にまなび、千谷や正美の舞…