藤原悦子、長岡ゆり・正朔

★12月6日
・藤原悦子。観客は一杯。前半藤原ソロはサスかスポットで藤原を浮き出せば、魅力が伝わったろう。後半はエンターテイメント、椎名林檎の歌とキャバレーの曲をうまく使っていた
・長岡ゆり・正朔『水晶の脳』テルプシコール
長岡ゆりの踊りは暗さをまとい始めて期待が持てる。正朔の冒頭はもっと灯りを暗くし、得体の知れなさを高めるほうがいい。ヘレン・スミス、小玉陽子らがわらわら絡むあたりには、舞踏的混沌が見え隠れし、このへんを広げたいところ。正朔の中盤からのソロと相まって舞踏の何かが立ち上がる
★写真は堀越千秋の陶芸作品


志賀信夫