上杉満代ソロ@テルプシコール

★9月2日
上杉満代ソロ第4夜。隔月で踊り続けるこの企画、かなりの挑戦である
今回は、水色の衣裳、胸元に扇子を広げて挟んでいる。下手から登場し、重ねた二本の紙テープを引きちぎるオープニング。音楽はバロック系の歌が中心で全体を統一。横たわり踊る場面が舞台の存在感を高める。上手奥壁に貝の型のオブジェ、その下に土。土に塗れて鏡と共に立つ場面、中央壁を背に爪先立ちする場面も印象的だが、水色の衣裳を頭からかぶり透けて見えるなか、口を開く姿、しゃがんだ状態でのその場面には戦慄した
今回は衣裳も変えず限りなくシンプルに踊ったが、だからこそ、踊りそのものが強く伝わってきて、素晴らしかった
★写真はある歌手の取材で訪れた池上本門寺。山からの風景も絶景
志賀信夫