井桁裕子、武内、若尾、東野など

日曜はまず中野で三ヶ所。・RAFTで井桁裕子人形展。異端の匂いただよい、質感も独特。写真の舞踏家吉本大輔人形、一見の価値あり。たぶん七月四日の吉本公演@草月で見られましょう
・さらにサイプラスで武内靖彦舞踏ソロ。無音の前半から昆虫少年などの後半まで密度の高い舞踏は圧倒的
・テルプシコールで若尾伊佐子ソロ。無音にこだわり続ける作品にはいつも新たな発見がある。今回は手の表現が素晴らしい部分にひかれた
中野から神楽坂は十分くらい。セッションハウスで日伊ダンスフェスが土曜から
・土曜のフランチェスカ・プロイア、柔らかい体を生かしたソロはエロスの密度から人をそらそうとする
森下真樹は最初の動きの追求から得意のデタラメ語やシャボン玉と多様で楽しかったが、訴求力は弱いか
日曜の大橋可也振付、東野祥子、多摩美とは違った設定でインパクトもあった。最後に東野がちょっと故障。大事ないらしいが、くれぐれも気を付けて
・イタリアのレガミはアイマスク女性とトンガリ鼻男性のデュオ。決めた動きを組み合わせ、最初はずれているが次第にユニゾンに。シンプルで最後の音と映像を外すと、特に新しくはない。仮面はデラルテのキャラを重ねる意図かもしれない。一日四ヶ所の移動は打ち上げ不義理ですみません
・帰ってWOWWOWの『犯人に告ぐ』かなり面白い。脚本もう一考すればさらに。昨日は『フラガール』、ちょっとわざといところもあるが、感動的かつダンス好きにはお薦め。『情熱大陸』の森山開次も楽しめた。フランクでいいひと、がまんまでていた。さらにルグリの『シルビア』を眺める。映像だとセットの彫刻ねチンチンが頻繁に画面に入る

志賀信夫