息ひそめポかリン記憶舎を見る

駒場アゴラ劇場でポかリン記憶舎の新作を見る。あるワークショップに集まる人々の話だが、静かな中にそれぞれの過去が僅かに垣間見える。言葉を削ぎ落としたために所作、振る舞いと関係のニュアンスが浮き上がる。小さな事件も含めて想像力を刺激しつつ、ある種の身体感覚を感じさせる明神の世界は魅力的だ。物語のおもしろさでも満足できる作品。日曜まで
写真はエレベータ前の蛇、かと思ったらベルト、男性用。恵比寿のビルの二階で遭遇。なぜこんなところにベルトが、という不思議な状況。いくつか会社が入ったビルなのだが。
志賀信夫