見るべし、愛音@トラム

この寺田みさこのソロ作品は、今年見たなかでは、プラテルか愛音、と思うくらいひきつけられた。
エロティックな場面が徐々に変質して意味を変えていく。様々なアイディアが、特異な身体性とうまく重なった。高嶺格の美術もリアルに舞台を変質させ、寺田とうまく重なった。要素は多いが彼女の体のリアリティがそれを支える。見たことがない、と感じさせる舞台には、真摯に向き合いたい。日曜まで
志賀信夫