ヴェルターヴォ・カルテット

★10月21日
千駄ケ谷・津田ホールでヴェルターヴォ・カルテットを聴いた
ノルウェーの女性四人、25周年だという。繊細な感覚とダイナミズム。前半、ハイドンの四重奏曲はオーソドクスで、ノルウェーのアスンハイムの現代曲はなかなか刺激的だった
そしてグリークの四重奏曲は、冒頭のダイナミックなリフレインとロマン派的な振幅は、北欧の中で育まれた情感と熱情を感じさせた。グリークがノルウェーの作曲家であることは、普段は意識していないが、こういった同じ国の演奏家を通して、風土を意識するというのもまたいいものだ
アンコールは二曲。一つ目のリゲティ『お休みなさい』は母でもあるメンバーの愛情が感じられた。
★写真は飲んだシャトーラトゥール。といってもコルビエールのラトゥール・ピジョニエというやつ。ミディアムだけど結構いけました
志賀信夫