グラインダーマン、若松美黄

★8月8日アサヒアートスクエア
グラインダーマン数年ぶりの公演は見応えがあるダンサブルな舞台
シンプルな動きにダンスの群舞を交えてグルーヴィに展開。観客を移動させ参加を装うことでメリハリがついた。こうなるとコンテンポラリーダンスとして見られる世界がある
後は名前の由来である火花をどう散らすかが課題の一つ
★若松美黄は土方巽とともに津田信敏に師事し、土方の禁色二版にも出演した前衛
筑波大学で教えつつ自由な踊りを追求してきた。七十五に見えない体の動きのみならず、振りの端々にいまのコンテンポラリーダンスの要素が見える
アフタートークで、合田成男は若松の変わらないモダニズムとその意味を指摘したが、津田からそれを継承したのは、おそらく間違いない。半世紀、ダンスを生きてきた男の舞台は楽しかった。日暮里d-倉庫にて、ダンスがみたい から

★写真はグラインダーマンのアバンセーヌ
志賀信夫