解体社、踊りに行くぜ、舞踊学会

★3月5日解体社。アトリエ・スペースカンバス公演
冒頭で黒い紙に文字を書く青年の持つ雰囲気、細い横目の表情がインパクト。恐い。後半、観客に出演者が絡む場面は、この劇団の特徴である強い緊張感に対して緩くなるので、もう一場面ほしかった。絡むのが女性出演者のみなのも気になった
★3月6日踊りに行くぜ@吉祥寺シアター。JCDNの全国ツアーイベントの東京スペシャ
★鈴木ユキオとバイオリンのデュオ、つながり方、コミュニケーションは見事。声や言葉はもっと抑えてもいいか
★北村成美はやはりおもしろい。モンローのりの風スカート、スモーク、ミラーボールは定式だが、彼女にはそれを異化する力がある。近い匂いは黒沢美香かな。ラストのスーパーボールはこの日の残像
★韓国チョン・ヨンドゥと日本のデュオ、ジャムダンスシアターそれぞれで、男の上に女が立つ場面があったのが面白い
★ヤミーダンスは生演奏のためか、音楽に踊らされている印象を抱いた
★3月7日舞踊学会の定例研究会@筑波大学大塚校で武藤大祐のイヴォンヌ・レイナーについての発表は、堅いが実に刺激的。レイナーがこだわった踊り手と見る側の意識の問題は、批評と踊り手それぞれに問題を提示することになる
レイナーはリフレインを避けたが、重なるミニマリスムで、音楽ではリフレインがベース。リフレイン論は自分にとっては一つのテーマとして、少しづつ考えている
前の発表のタップ論、レジメを見たら面白そうだった。残念
★3月8日
志賀信夫4-B