玉井康成、上杉満代、ザイム

★戻るが2月27日は東中野ポレポレ座で玉井康成。首と体を左右に振りつつ歩む姿は装われたものにも見える。しかし吊した袋から鶏が覗きじたばたする下、テーブルに絡み、不安定に揺らぎつつに立つ姿には、踊ること、表現すること、生きることは、このように揺らぎ、じたばたすることだと感じた
★3月1日は二パフの合間にザイムフェスタ。えりもの人形は位置を変え動いていくらしい。竹本真紀の展示はシンプルな心象風景。笛田亜希の象のハナコさんはいいなあ
★3月2日はテルプシコールで上杉満代ソロ。和装で口に鬼灯の枝の出に大野一雄の気配が漂い、そこから女性舞踏家らしい愛が染みだす。二景、上半身裸で赤いハイヒールの姿は四谷シモンの人形、金子国義のアリスが抜け出たように魅力的で、乳首に当てた手鏡の反射から鏡割りまで、目が離せない。最後の前に出された両掌が眼底に焼き付いた
★写真は横浜高島屋で食べた赤福の箸袋。作りたて三個に焙じたてのお茶で280円。たまりません
志賀信夫4-B