百合子、黒沢美香、河村悟

12月5日
●百合子の独舞、テルプシコール。技術はないが何かある存在感。か弱くまた強い。立って跳ねた部分はいまいちだが、それまでは静かな強さを感じた
12月6日
●他動式をセッションハウスで。黒沢美香の動きはなぜこれほど他と違うのか。それは体自体が確信を持って動いているからだろう。エンディングでも力を抜かずに最後まで静かに踊り続ける美香に舞姫を見た。黒一点の松本大樹のダンスは端々に魅力がある
12月7日
●舞踊学会で日野晃のワークショップ。頭でなく体自体でということに気付かされる
●写真美術館の『on your body』展。最終日ゆえに知人二人に遭遇。志賀理江子の写真は不思議かつ強度がある。朝海陽子は今後が気になる
●夜は新宿昇華堂で河村悟の朗読会『聖なる病いのための八版』。白阿弥の静かな音に刺激的な言葉が漂う。八時ころから14日まで。32075025

志賀信夫4-B