新宿のドヤ、石丸魚

写真は新宿のドヤ街。南千住で見かけた一泊2000円などの宿と同じ作りの極端に天井が低い宿が新宿にもある。つまりは極度に狭い「個室」。一度は入ってみたいのだが。近くに前に頼んでいたデザイナーの事務所があった。不思議な地帯が駅のすぐそばにあるが、知られていない
さて、東京バビロンの石丸魚の舞台。裸電球がいくつか下がるだけ。環境音とアリアと無音に男二人女一人。ストイックの極みといえる舞台だ。髪が長く女性的に見える中島が這う。女は前に十分かけて進む。石丸は水を吹く。インパクトは男二人の格闘。それが闇に消える。手法として削ぐのではなく、タイトさが本質になると凄いのだが、やりたいことはわかるし、道は間違っていない。ただ発現したものからみると、もっと開かれてもいい。