越後妻有トリエンナーレ、ヒグマ森

25日早朝、新潟の十日町へ。第三回トリエンナーレ。車もなく作品も地域も拡大したためバスツアーで回る。二日通して印象が強いのはボルタンスキー。廃校を独特の暗く人の潜在意識に働きかける作品にかえた。カルマンの照明も効果的で、日常的な素材を巧みに使った。また空き家プロジェクトではヴィルッカラの古い農機具などの中のガラスの梯子が神秘的に美しかった。
ペローの能舞台、戸高千世子など、焼き物が風景を変える場面にも遭遇、日芸の彫刻の家、みかんぐみなど、大胆な試みが楽しい
25日夜は廃校の校庭でヒグマ春夫の映像に喜多尾浩代がパフォーマンス。闇に変わる中で身体の表情も変わる。野外でバーベキューの打ち上げに時間を忘れ真夜中に。予約しようにも旅館は就寝。やむなくモーテルトマトに宿泊だあ。
26日夜は山奥の神社で森繁哉の門付舞踏。学生たちの動きや歌は西洋と東洋の混交で奇妙に面白い。そのあと森が、ヴィルッカラの家の部屋で踊ったものは、本当に凄かった。来て本当によかった。あちこちで多くの知人に遭遇。新たな友人もできた。また詳しくは書くつもり
志賀信夫