飯田章出版記念会@ アルカディア

飯田章は30年前の群像新人賞。書き続けて最近は芥川賞候補にもなりながら、まだ単行本がなかった。内容的にセンセーショナルなところがないためだろうが、非常にしっとりとうまいいい作家なのだ。
実は華の会という市民講座で読書会指導をやっている先輩である。かれこれ二十年近く続く会で、文芸批評家富岡幸一郎から引き継いで十年以上たつ。以前は月二回からいまは一回だが、夏休みなどを抜いても、これまで読んだ本の数はかなりに登る。三百冊近いだろうか。話すために徹夜に近い準備をした日も何回か、ひどい二日酔いで駆け付けたこともある。
いま次の本はメチャクチャおもしろかった、横山秀夫の『クライマーズハイ』と決めていたのだが、やはり飯田章『迪子とその夫』草場書房かな
志賀信夫