堀越千秋、ベニーモス、武藤容子

連休も相変わらず舞台。ただ一日、埼玉の焼物窯で過ごした。スペインと日本を行き来する美術家で、エッセイも数多く発表している堀越千秋さん。ある舞台の帰りに知人から紹介されて呑み、行くことに。
釜は一週間火を焚き続けて二週間以上冷ます。一晩でかなりの量の薪を費やす。そのため手伝いなど、毎日十人以上が集う。堀越さんはフラメンコのカンテ、歌も得意で、学生からフラメンコ関係者など、次々山の中までやってくるのは、ラテンな人柄ゆえだろうか。カレー、ベーグル、イスラム餃子などが手作りで並び、歌と薪割り、踊りを愉しむ。時計を見る必要のないゆったりしたひとときだった
★武藤容子@ディプラッツ、5.1。今回ははかなりパンクモードのソロでパワーがある。極端に繊細な一景を入れるとさらに見応えが出る
ドナルド・リチー『犠牲』ほか@パークタワー。5.3。舞踏の始まり『禁色』と同じ1959年に土方巽らが出演という重要な作品。ゼロ次元が出た『シベール』も過激
★松山バレエ『シンデレラ』オーチャード、5.4。飛ばないじわっと踊る森下洋子はまた魅力的
★ベニーモス@d倉庫、5.5。葬式をモチーフに、ジェリービーンズが飛びかい、虚実ないまぜの会話、馬頭琴など盛り沢山。見応えあるが、女三人個性的なので、もう少しシンプルでもいいか
志賀信夫