壺中天『ヤマウマレビト』

大駱駝艦の稽古場で小劇場の壺中天は若手公演を続けているが、いつも満席、一杯に人が入り冬でも熱気が満ちている
今回はもう第29回。よく続いている。入って四年の若手女性、鉾久奈緒美の発案による公演。これまでは一人が全体を振り付けるものだったが、今回はそれぞれが自分のソロやデュオを振り付けて、集められた構成。そのためアイデアもそれぞれだが、うまくつながり、エチュードを集めたというよりも、しっかり見応えがある
ターミネーター風や宙ずりの赤頭巾ちゃん、門松女など発想も楽しい。カラクラ森を踊った小林裕子はバレエ的身体を垣間見せベテランの存在感。音楽も繊細で楽しめる舞台だった。
23日まで吉祥寺で
志賀信夫4-B