中村公美、若尾伊佐子@ アウトラウンジ

約三十分ずつのソロ。中村は黒いキャミ風にパンツで壁から伝い始めて床を這う。貼られたガムテープを剥がし床に目立つ傷を探す。その場面で、中村の魅力が見え始めた。さらに上向けに両足を折ってたおれた姿もいい。そして音楽が日本のはっきりした歌詞の曲になり、微妙にずれながらも踊りが激しくなっていく。美術パフォーマンスにも見える要素が彼女の魅力だ
若尾は白いキャミにレオタードの下、右足膝にサポーターといういつもの姿、無音をつらぬいている。最初は上手から下手に移動し、横になりかなり新しい動き、ゆっくりだが緩急がつく。あとは動かない部分、ポーズの危険の回避などが課題かもしれない。
写真はアフタートークで即興について語る若尾(左)と中村