解体社、モリーン@ タナトス6

butoh-art2005-12-05


久しぶりに解体社公演。国際的な活動が多いためか独英豪バーレーンなど多国籍で、歌手の声などそれぞれの個性をどう生かすかを考えた舞台。入国時の質問が広がる映像などわかりやすい素材。多様性は出たが、それをそのまま提示したという印象。持ち前の身体性をつきつめる勢いには欠けたが、次へのステップだろう。
大野一雄に10年近く師事したモリーン・フリーヒルに踊ってもらった。
コウソクのインスタレーションの展覧会に混ぜてもらった。コウソクの蚊箭中で目隠しされて白に赤い布が一枚細く体の縦に付いた衣裳を纏い踊る姿は奇妙な世界に紛れ込んだ雰囲気で、蚊箭の緑、縁の赤と相まって素晴らしく効果的だった。大澤史郎のバイオリンもいい感じで見事に絡み、一夜ではもったいないような世界が表れた。
 その後小林嵯峨の「原色の七十年代展」の打ち上げも合流して、パーティと相成った。写真はそのときのモリー