ジャン・サスポータス@早稲田大学

butoh-art2004-07-22


 ジャン・サスポータスは大学時代は理系だったが、23歳でダンスの道に。最初はモダンダンスなどを学んでいたが、ピナ・バウシュとの出会いが彼を変えた。見たこともないままオーディションに。そしてリハを見て、これが僕の求める道だと思ったという。
 95年までの主要作品に多く出演し、代表作の一つ「カフェ・ミュラー」を先日ペドロ・アルモドヴァルが「トーク・トゥー・ハー」で使ったときに、冒頭で登場している。世界でもっとも悲しい顔をした男、と評されたともいう。
 数年前にフランス在住でピナらも通ったという合気道「気の道」の師範、野呂昌道さんが来日してワークショップを行ったときに合い、セッションハウスでのワークショップ公演でもちょっと話したことがあった。
 ピナの「バンドネオン」に久しぶりに出演し、他にもワークショップや「マドモワゼルシネマ」の公演に参加する予定だという。
 ピナの舞台づくりのやり方、出演者に多くの質問をしてその答えから舞台を作っていく方法などについて、詳しく語った。ピナの舞台を離れてからは、チェリストとのデュオ、芝居の振付や、役者としても舞台にのぼっているという。
 大野一雄の研究所にも何度の来ており、ちょっと上映されたソロの動きの一部は、大野の踊る姿の影響を感じさせるものだった。
 もっと詳しく書きたいが、とりあえずこのへんで。