東野祥子、踊りにいくぜ10周年

★3月6日
フランスから来た舞踏家、有科珠々に森下でインタビューして、浅草で、踊りに行くぜを見て、中西理とアンジェラスで一服し、三茶トラムで東野祥子祥子『vaccumezone』見た。やばい。大傑作。ダイナミックな仕掛けに拮抗する体、踊りの魅力、戦慄が走った
★3月7日
三鷹でスコラ・カントールムによるバッハ『ロ短調ミサ曲』。バッハの作曲は実に複雑だと思った。ソロパートはフルートとのデュオもあり実に多様。それに一行に満たない歌詞、数語で一曲というもので飽きさせない。演奏もしっかりしていて見事だった。
そして浅草でJCDN10周年パーティ、3時からだから着いたのは6時40分と玉内さんら見のがしたものも多いが、ウィーン在住のタケヤアケミさんの歌に間に合った。タケヤさんは昨日、ボイスと棒を頭に乗せるというパフォーマンスが魅力的だったので、歌が聴きたかったのだ
Abe M'ariaは群舞を含めていい具合に弾けた。そして最後の北村成美、エロと美、ダンスバカ、映像の使い方、いずれも一級でありつつ、ロマンティズムが漂い、見事に締め括った。
この十年で29都道府県43都市74会場、258組の304作品を上演し、7ヵ国でアジアツアーも行った。このJCDNの『踊りに行くぜ』がコンテンポラリーダンスを広めた功績は大きい
舞踏家や舞踏出身者もずいぶん出ている
★写真は浅草アンジェラス三階のステンドグラス