BUGEL KOAR、和栗、室伏、邦千谷

★フランスから来た音楽グループBUGEL KOARは男女のユニット。ボーカルのマルトは艶やかな声かつ音程も確かで非常に上手く、バンドネオンなどのフィリップも独特なメロディでバッキング。ブルターニュ地方でブルトン語だからちっとも聞き取れないけど、先にどんな歌か話してくれる。6/12は伝統と新しさが混じり刺激的な一日だった
写真はマルトによる美術作品のジャケット
★6/13は常盤津日舞と舞踏。西川箕乃助に和栗由紀夫で山ん婆。赤い洋装から和の鬼婆への和栗の変身はなかなか見事。いつかの早稲田での福助らとの共演よりはおとなしいが、舞踏の女装が女形となるのは興味深い
★この日は次にブラジルから呼ぶグループ、タマンドゥアについて楠野裕司らと新宿で打ち合せ、途中で万有引力JAシーザーも参加
★さらに馬場に移動して室伏鴻の会に参加。多彩な元山海塾の奈良幸治が企画の飲み会は、玉野黄市もいたらしい
玉野にはとりふね舞踏舎公演で6/10に会ったが、元気で楽しい
このところ土方巽弟子の舞踏第二世代揃い踏みだ

★さらに邦千谷の本『凛として、花として』が完成した。邦千谷の舞踊研究所には六、七十年代に土方巽大野一雄ら舞踏家、現代音楽のグループ音楽、風倉匠ら美術家などの日本の前衛が集った
★その風倉匠は昨年他界、銀座のギャラリー58では追悼展が開かれ、6/7には赤瀬川原平とヨシダヨシエによるトークが行なわれ、立ち見が多いほど人が集まった
志賀信夫4-B