百人組手、藤井マリ、ココ●テン

昨日の自由即興フェスタ、タイトルなぜか新・即興の日としてしまったが、それは五グループの一つ。ボケていたのか、すみません
出演者の一人、赤田晃一さんが百人組手をやっている。即興音楽をやる人百人と五分ずつのコラボをやり、CDにするもの。参加しに葛飾シンフォニーヒルズに。他にギター二人、松本健一さんらサックス三人、向井千恵さん、イルカスミちゃんなど。
それぞれ真剣勝負なので面白かった。
そして中野テルプシコールで藤井マリ(真理)のソロ。立っているだけで何かを感じさせる希有な舞踏家だが、コントラバスの生音とともに、広がりを生み出した。
神楽坂セッションハウスで三組見る。ココ●テンは四人になって舞台を占める密度が上がり、こだわる動き自体の質感、量感がストレートに伝わる。動きに意味を与える群舞的な構成、這ったり人間椅子となることにも、単なるダンスでない厚みがある。基本はブレずにこの路線を進めばかなりいい世界ができるだろう。
村田志穂子はカモメの声と波の音で「かもめ」というベタな作品で最後に台詞が入るなど驚いたが、動きはモダンダンス以前とも思える古いもので、その体の量感とともに不思議な感じだ
ジャポニカポニカは映像音ともにレニバッソ系だが、場面場面はかなり見せる
既視感のないものをどうだすかが課題か
写真は薔薇の花びら一杯のピスタチオキャンディ
志賀信夫