鈴木ユキオ+金魚@ ナカニワ

butoh-art2005-12-01


横浜トリエンナーレのナカニワダンスプロジェクトは、楽の会の清水永子の企画で、優れたダンスが会場の屋内外で繰り広げられたが、27日が最後。
鈴木ユキオ+金魚は洗濯バサミの付いた洗濯干しのオブジェの前で、みな頭に洗濯バサミを付けて遊び、揃ってナカニワに繰り出し激しくおどる。洗濯バサミを飛び散らせてから中にはいり、高松次郎の「影」の絵画の前で倒れ、鈴木が緊張感のあるソロを踊る。また揃ってナカニワで、母の声の聞こえる電話ボックス作品を使って走り回り、「お母さん」と口々に叫び、撮影用顔出しパネルの前でバケツの水を被って終わる。
実にうまい構成だ。作品に絡むように踊りながら、楽しい群舞と抽象的でハードなソロのコントラスト。ネオダダの洗濯バサミ、あれはアルミだが、それを意識した姿とハプニング的な水被り、さらに終わって用意した顔出し裸身パネルでの観客参加の写真撮影と、サービス精神も豊かで、脱帽したぜ。
そこで前に踊った神村、清水、スタッフをまじえた記念撮影とあいなった。バチリ