池田龍雄トーク@ ギャラリー58

銀座のギャラリー58が美術家池田龍雄の連続トークを行っている。無料で手作りクッキーまでついており、大勢が集まる。
今回は評論家西村智弘が相手役で、映画、演劇、舞踏との関わりを語った。
三島の割腹を聞き演技で死んだと思ったこと、土方の死の舞踏、最後にきいた痛みの言葉、『なんだ、これは』など、興味深い話が続いた。池田は優れた画家、パフォーマンスを行う美術家であり、同時に1950年代からいまに至る芸術のリアルな証言者だ。
そして前衛を生き、表現しつづけている。
折しも三島由紀夫自死から35年の同じ日に、50から60年代の終わりまでの話が語られた。
舞踏の話はさらに11月30日の小林嵯峨と70年代展のトークに続くはずだ。
写真は左西村、右池田。背景は開催していた一ノ宮佳邦展の作品